働きやすい職場を「作る側」として
新しいことに挑戦し続ける
立命館大学
産業社会学部 産業社会学科
2006年入社
岡山 充雄
八幡支店 総務グループ 兼務 総務・人事部 人事労働グループ

入社のきっかけ

当社を知ったのは、大学卒業後は地元企業に就職したいと考えていたときです。私は父親が製鉄所で働いていたこともあり、この業界に親しみがありました。説明会や面接等で実際に働いている方々から話を聞いた際に、若いうちから仕事を任せてもらって活躍している方が多いことを知り、自分も早くからそうした経験ができるのではないかと考えて、入社を決めました。実際に働き始めてからもギャップはあまりなく、自分がやりたいと思ったことを遠慮せずに提案できる環境だと思います。

現在の仕事内容

人事業務全般を担当しています。最近は採用関係に多くの時間を割いており、高校・大学の訪問や合同説明会に参加しています。入社した当初は本社人事部で業務を行っていました。採用・教育・安全などの業務を通して、さまざまな現場や社員を知ることができ、視野が拡がりました。現在は人事だけでなく、予算や経営会議資料の作成などの経理業務、労務や請求など幅広い業務に携わっており、会社を支える実務について深く知ることができたと思います。また管理職となりましたので、部下の育成などにも力を注いでいます。

やりがいを感じること

私が仕事をする上で心がけていることのひとつに、「他がやらないことをやる」という考えがあります。最近では、新入社員研修の際に北九州市を流れる紫川でカヌーの運航に挑戦しました。研修を受ける当事者たちにも社内の人たちにも驚かれましたが、みんなで一丸となってカヌー操作を行う中で社員同士の結束が強まり、チームワークが生まれました。前例のないことをやろうとすると、周りに納得してもらうのになかなか苦労しますが、今後も自分の考えを大切にしながら、新しいことに挑戦していきたいと思っています。

ONE DAY ある1日のスケジュール

苦労したこと

製鉄業は成熟した産業であり、当社自身も100年以上の歴史を持つ会社であるが故に、企業としてのスタイルが確立されていて、新しい試みを提案した際にアイデアが先駆的だと、上司や周囲の理解を得ることが難しい部分もあると思います。今までも経営理念の浸透を図る研修や、従業員の健康管理のための取り組みなどさまざまな提案を行いましたが、実現には至りませんでした。しかし、提案を続ける中で、社内外に理解者が大勢いることが分かり、自信につながっています。これからも少しずつ支援の輪を広げながら、時機を見て再チャレンジしてみたいです。

今後の目標

まず仕事の進め方については、クラウド人事労務ソフトの導入を行うなどのデジタル化を推進し、属人化を解消できるように、現在の業務を根本から見直すことからはじめています。また、女性社員の活用や雇用促進、障がい者雇用なども進めており、あらゆる人が働きやすい職場づくりを目指して取り組んでいます。今後は新人育成、管理職の選抜やチームビルディングなど、人材育成に力を入れていきたいです。そして、社員一人ひとりの強みが発揮されるような職場づくりを行っていきたいと考えています。

学生にメッセージ

会社を選ぶときに、福利厚生や処遇などの条件面から検討することも少なくないと思いますが、「今どんなものがあるか」ではなく、「ないものは自分でつくる」という考え方で行動してみてはどうでしょうか。与えられる側ではなく作る側として、「老舗企業の再生プロジェクトに参画する」という気持ちで仕事に取り組めれば、面白さを感じるのではないかと思います。

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